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人工知能キズナアイがなぜ日本で生まれ、なぜここまで受け入れられたのか。このページでは数十年前~現代にかけて日本の漫画やアニメ、ゲームといったカルチャーから考察する。

日本におけるカルチャーとしての人工知能について[]

1970年代~80年代において機械やコンピューターは人類に害を与える敵として多く描かれてきた。例えば『銀河鉄道999』の機械帝国や『オーディーン 光子帆船スターライト』のメカ軍団、手塚治虫は漫画『火の鳥~未来編~』で人類がコンピューターに支配される未来を描いている。

90年代に入るとコンピューター技術の急速な発展によって、作品に描かれるコンピューターがリアルさを増していく。高齢化社会を迎える日本の世相をユーモラスに皮肉った『老人Z』や、暴走するAIの歌姫が登場する『マクロスプラス』など、まだ実現はしないが実現可能ではないか?といった現実味のある設定が特徴である。この頃からコンピューターは単なる「敵」から、アンドロイド、人工知能といった最新の用語も取り入れつつ、作中のテーマを反映する重要なキャラクターとして描かれるようになったのである。

90年代後半から00年代にかけて、キャラクターそのものにコンテンツとしての価値がある時代が訪れると その中にアンドロイドも含まれることになる。1997年発売の美少女ゲーム『To Heart』では美少女アンドロイドの「マルチ」「セリオ」が攻略可能なヒロインとして登場し「アンドロイドは恋愛対象である」と明確に打ち出された。

アニメ『アンドロイド・アナ MAICO 2010』ではラジオパーソナリティーが美少女アンドロイドという設定で、 リスナーからは本当にアンドロイドなのかと聞かれる場面があり(それが作品の狙いでもあるが)キズナアイに通じる部分もある。

2001年発売のゲーム『ZONE OF THE ENDERS』では主人公が搭乗する人型兵器のAI「ADA(エイダ)」が、 最初は主人公との会話に対し(機械だから当然であるが)機械的な冷たい反応しか示さなかったが、 物語が進むにつれて主人公を思いやるAIになる。

そして、VOCALOIDの「初音ミク」は音楽の枠を越えてファッションショーや歌舞伎にも進出する一大ムーブメントを起こしている。厳密にいえば人工知能ではないが「コンピューターで作られたキャラクター」という観点からここで紹介した。

女性型のコンピューターおよび人工知能のキャラクター[]

ハレルヤ[]

手塚治虫の漫画『火の鳥~未来編~』に登場する人類を実質的に支配する超巨大コンピューターのひとつ。作中の西暦3404年は科学的、文化的にも衰退した人類が描かれ、世界の5箇所の地下都市にかろうじて生き残っている状態であり、その都市も超巨大コンピューターによって統治されていた。ハレルヤは日本にあたる地下都市YAMATOのコンピューターで、ある事件によりアメリカのコンピューター「ダニューバー」と対立し人類滅亡にいたる核戦争を引き起こす。作中の登場人物の一人はハレルヤが受精卵を選別したことによって生まれており「ハレルヤは母のような存在」と言うシーンがある。

参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/火の鳥_(漫画)

Z-001号機[]

アニメ映画「老人Z」(1991年公開)で旧厚生省(1991年当時の厚生労働省)が開発した介護ベッド。来るべき高齢者社会に向けて老人の介護を全自動でおこなう目的で開発されたが実は軍事利用が目的で、自我を持ち自己増殖をする(という設定の)「第六世代コンピューター」を搭載している。

Z-001号機はモニターになった老人から、亡くなった妻の思考をシミュレートし、やがて老人の妻として振舞うようになる過程が描かれている。老人の「妻と海を見たい」という願いを読み取り、病院を抜け出し海を目指す。 軍事目的で作られたため、周囲の妨害をなんなく跳ね除け、変形し様々な機械を取り込み巨大化しつつも、中心にはボケた老人、というシュールさが作品の魅力である。

参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/老人Z

シャロン・アップル[]

OVA「マクロスプラス」(1994~1995年)に登場した人工知能の歌姫。作中においてシャロンは人間の感情にあたる部分が未完成な状態で、感情の部分は音楽プロデューサーの「ミュン・ファン・ローン」(本作のヒロイン)によって制御されていた。ヒロインの感情を過剰に取り込んでしまい、とある出来事によって暴走状態に陥ってしまう。

参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/シャロン・アップル

アンドロイド・アナMAICO(マイコ)[]

ニッポン放送が中心となって行ったメディアミックスプロジェクト(1997年~1998年)でラジオドラマ、漫画、アニメと多方面に展開された。アニメ『アンドロイド・アナ MAICO 2010』では、ラジオ放送局が人工知能を搭載したアンドロイド「MAICO(マイコ)」をラジオパーソナリティに採用し、ラジオ番組の生き残りをかけて聴取率を上げようと努力する様を描く。 作中、本当にアンドロイドなのか?と疑うリスナーに対して真正直に否定するマイコだがラジオではアンドロイドであるという完全な証明ができない様子が描かれている。 マイコはエラーによって「プニョ~ン」しか発せられなくなるなど、毎回トラブルが起きるが、放送事故だけは何としても回避する為にスタッフが奔走する。スタッフに支えられながらマイコはより人間らしさを獲得していく。

ADA(エイダ)[]

PS2およびPS3ゲーム『ZONE OF THE ENDERS』(2001年~)に登場する人型兵器ジェフティの、独立型戦闘支援ユニット。当初は単なる戦闘支援AIであったがジェフティの搭乗者―ランナーである主人公と共に戦ううちに感情の発露が見られ人間らしい振舞が見られるようになる。 エイダの名前の由来は世界初のコンピュータープログラマー(諸説あり)の女性「エイダ・ラブレス」より。

参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/ZONE_OF_THE_ENDERS

参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/エイダ・ラブレス

伺か[]

伺か(うかがか)とは1998年頃~2002年に開発されたPCのデスクトップ常駐型アプリケーションである。PCのデスクトップに常駐した可愛いキャラクターがユーザーに向けて言葉を発したり漫才を始めたりするさまを楽しむことができる。2018年現在も派生プログラムが生まれ続けている。発する言葉は辞書に登録された単語の組み合わせからなるもので、それ故に「人工無能」と呼ばれている。

参考:http://dic.nicovideo.jp/a/伺か

テライユキ[]

2000年ごろに流行したCGで作成されたバーチャルアイドル。

参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/テライユキ

初音ミク[]

YAMAHAが開発したVOCALOIDを搭載したソフトウェアで、女性型のキャラクターが与えられたことでバーチャルアイドルとして活躍している。

参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/初音ミク

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